ABA教室HRE(Happy RelaxedEngaging) 自閉症 ABA HRE ピアノ
ABA(応用行動分析学)とは
行動科学の一分野であり、エビデンス(科学的根拠)に基づき、良い行動を教えたり増やしたり、不適応な行動を減らしたりする学問です。
自閉症児療育に使われるABAとは
ABAに基づくプログラムでは、一般的に以下のことが行われます:
* 子供の現在のスキルやバリアをアセスメントする
* 短期的と長期的なターゲットを設定する。例えば、目の前にある欲しいものを伝えられる
* ターゲットやスキルを教えるプログラムを設計し、実施する。
* プログラムのデータを記録し、課題を順調にマスターしているかを確認する
* プログラムそのものを査定し、必要に応じて変更や調整を行う。
ABAのプログラムでは、新しいスキルを効果的に習得するために、小さなステップに分解して教えていきます。これにより、より複雑なスキルを段階的に構築していくことが可能です。学習活動や学習目標は、個々のニーズに合わせて選択、設計、進行されるため、ABAプログラムは個別にカスタマイズされたものとなります。
ABA教室HRE(Happy Relaxed Engaging)名前の由来
Dr.Gregory Hanley によると、最新のABAは思いやりのあるケア(Compassionate care)に焦点を当てているそうです。それは “Learn by listening, learn by creating joy, and learn while teaching(子供の心の声を聞いて学ぶ、楽しい雰囲気の中から学ぶ、教えながら子どもに合わせて教え方を改善する)”ことです。このアプローチに基づいて、HRE(Happy Relaxed Engaging)メソッドが生まれました。
Happy」は、子供たちがセッションを楽しんでいるか、課題を学習する準備ができているかどうかを意味します。子供たちは現在の能力に合った課題が与えられなければ、楽しく学ぶことができません。
「Relaxed」は、子供たちが落ち着いて勉強できているか、いつも通りに過ごしているのか 、イライラしていないかを指します。
Engaging」は、子供たちがセッション中に充実感を感じているか、周りの人々と有意義な関わりを持っているか、おもちゃや教材を正しく使用しているか、やっている課題に没頭しているかどうかを指します。子供たちが自己刺激を行っている場合、それは「Engaging」とは言えません。